京都・清水寺には弁慶伝説が存在した!!「弁慶に由来する物・一覧」

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この京都・清水寺には奇譚がいくつか語り継がれいるが、その中の1つにかの義経と弁慶の戦いが同じ京都の五条橋だけではなく、清水寺の舞台でも繰り広げられたという逸話がある。

驚くのは弁慶が義経との戦いの折、使用したとされる遺物が残されており、それが現存している。

「武蔵坊弁慶」とは?

武蔵坊弁慶(「むさしぼうべんけい」)とは、比叡山の僧兵でかなりガタイが良く、怪力の持ち主であったと伝えられている。

気性もかなり荒く、後に仲間内でイザコザを起こして叡山を追い出されている話が残されている。

‥‥ということでどうやら実在した人物と見られている。

弁慶の刀狩り

弁慶が叡山を追い出された後の有名なエピとして、夜のとばりが降りる頃、京都の五条橋に仁王立ちして、橋を通行する侍にケンカをけしかけて、侍が所持していた刀を奪い取る話がある。

なんでも1000人斬りの誓いを立て、その証として1000本集めていたとか。

これが有名な「弁慶の刀狩り」と呼ばれるよく知られた昔話。

弁慶の刀狩りは順調に進むのだが、999本まで集めた所で、欄干を歩き、笛を吹きながら通り過ぎようとした胡乱な少年と出会ぅ。

しかしこの少年、腰に帯刀していたことから、弁慶に戦いをけしかれられるのだが、驚いたことにラブリー天女💖が舞うような動きで弁慶の斬撃をヒラヒラと交わし、気づいたときには弁慶の首元に少年の鋒(きっさき)がめり込んでいた。

牛若丸は弁慶の命を奪うのではなく、自らの素性を明かし、逆に弁慶を自らの配下として仕えるように説得する。

弁慶は年の離れた年下にも関わらず、以後は命果てるまで義経を主君と仰ぐことを誓ぅのだった‥‥。

この弁慶を負かした相手こそが「牛若丸」と呼ばれる青年であり、後に源氏のスーパーヒーローとして名を残す「源義経」である。

弁慶と義経(牛若丸)が決闘したのは五条橋ではなく清水寺の舞台だった?

唱歌(しょうか)の牛若丸の歌詞には、ご両人が対決したのは通説では五条橋だと書かれているため、この現在ではこのエピが通例とされているが、室町時代に成立したとされる「義経記(ぎけいき)」によれば、清水寺本堂の舞台上で決戦が行われたとされる。

この決闘の折、弁慶が清水寺に留まったとされることから、以下の述べるような弁慶にまつわる品々がが境内に残されているとのこと。

【補足】ところで‥‥「五条橋(五条の大橋)」の正式な場所とはドコ?

弁慶と義経(牛若丸)が対決した五条橋とは、名前と場所から察して京阪清水五条駅の手前に架かる「五条大橋」だと思ってしまうのだが、実のところそぅではなく、正式にはその北側に架かる「松原橋(まつばらばし)」のことだと云われる。

この松原橋は往時は清水寺の参道の一端として見られており、事実、この橋から清水寺入口の仁王門まではほぼ直線状に道が延びている。


松原橋の名前の由来

この橋が「松原橋」と呼ばれた理由は、この橋の付近から清水寺まで至る道中の両脇には綺麗な松並木があったことから、”松の原”と書いて「五条松原橋」と呼ばれていたこともあった。

現在、清水寺前の参道が「松原通り」という名前であるのもこの橋の名前が由来している。

なお、松原通が整備されり、五条の橋が移建されたのが1589年(安土桃山時代)で太閤秀吉の手によるもの。


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清水寺の弁慶伝説と弁慶に由来するモノ・一覧

弁慶の錫杖

小さい方

長さ:176㎝
重さ:17㎏

大きい方

長さ:2.6メートル
重さ:96㎏

轟門手前の拝観券売り場から本堂へ向かう途中に錫杖と後述の下駄(ゲタ)が置かれています。

錫杖は2つあり、いずれも弁慶が残したものだと伝えらえていますが、大きい方の錫杖は願掛けに清水寺に訪れた鍛冶職人が、願いが叶ったので奉納したと伝えられています。

錫杖をよく見ると奉納者の名前がズラっと刻まれており、共同で出資して奉納したのが分かります。

錫杖を持ち上げると・・こんなご利益が!

2つの錫杖を持ち上げることで、なんでも、願いが1つ叶うと云われています。

小さい方はなんとかなっても、さすがに大きい方を持ち上げるのは男性でも至難の業だと言えます。

錫杖持ち上げを挑戦される方は、くれぐれもギックリ腰にならないように注意してください!

また持ち上げる際に腹に力が入り過ぎてケツ穴の筋力が緩み、クソをパンツに炸裂させないように注意してください。

弁慶の鉄下駄

長さ:約30㎝
重さ:12㎏

同じく、拝観券売り場の奥にある轟門を抜けると、錫杖と同じ木組みの台には巨大な鉄下駄が置かれています。

この鉄下駄はよく見ると左右で大きさが微妙に異なりますが、本来は同寸であったと云われています。

たくさんの参拝者が連日、触れることですり減ってしまったと云われます。

まさに清水寺の歴史を感じることができる下駄であり、同時にたくさんの人々から篤い崇敬が寄せられていることを物語る下駄とも言えます。

この鉄下駄は武蔵坊弁慶が履いていたと伝わる鉄下駄で、触れるだけで浮気をしなくなると云われています。

おイタが過ぎて困った旦那や彼氏を持つ女子諸君は是非!旦那や彼氏に首輪をかけて無理矢理にでもこの鉄下駄を触らせてみてください。

尚、浮気がなくなるとされる理由は諸説あるようですが、一説では弁慶の魂がこの鉄下駄にも宿っていて、触れることで弁慶の男気がある律儀な性格が身体に移り込むと云われています。

弁慶の爪痕(指跡)

本堂の東西の床にある横材(腰長押/こしなげし)には、何かで引っ掻いたような尾を引いたようなキズが付けられています。

このキズは太くて深いので、古来、怪力の持ち主であった弁慶が指で引っ掻いた痕だと云われています。

本当の話かどうかは定かではありませんが、時代関係を考えると辻褄が合わないことが分かります。

例えば、弁慶が生きたのは平安時代であり、現在の本堂が造営されたのが江戸時代初期になるので、仮に弁慶の爪痕とするのであれば平安時代の木材が現在の本堂に据えられているのは辻褄が合いません。

一説では、「堂々めぐり」というものが江戸時代に流行した時に、本堂の周りを堂々めぐりしながら「お百度参り」をする人が増えて、その人々が「木串」や「木の枝」を手に持って本堂の壁面に当てながら何度も回ったために、このようなキズが付いたとも云われます。

木串や木の枝を持って壁面に当てながらグルグル回った理由は、お百度参りともなれば昼夜問わずに連日祈りながら回ることになり、真っ暗な夜でも迷わないようするためです。

尚、この弁慶の爪痕(指跡)は、現在、舞台を越えた先の地主神社の入り口付近の本堂壁面で見ることができます。

「弁慶の爪痕(指跡)」の詳細については以下の別ページでもご紹介しています。

京都・清水寺で「堂々巡り」をすれば願いが1つ叶う?!

弁慶の足跡(仏足石)

同じく境内・朝倉堂の近くには幅約1メートル、高さが約50㎝ほどの扇形の石が置かれています。

そしてこの石をよく見ると、なんと!巨人の足跡のようなクソでかい足跡であり、実はこの足跡も巨体の持ち主であった弁慶の足跡だとも云われています。

またその他、後述する「平景清(たいらのかげきよ)の足跡」だとも伝えられているようです。

しかし弁慶の足跡だとすると、上述の鉄下駄と大きさを比べた場合、足跡の方が大きいことになり、辻褄が合わなくなります。

実はこれは弁慶の足跡でもなければ景清の足跡でもなく、「仏足石(ぶっそくせき)」と呼ばれるものになります。

仏足石とは、この清水寺にだけにある特別なものではなく、日本全国の至る場所で見ることができます。ただ、一般的に仏足石とは「お釈迦様の足跡」だと伝わるものです。

大抵の仏足石にはお釈迦様の足の指紋が刻まれているのですが、清水寺の仏足石はその指紋が薄れて消えかかっているので足跡に見えます。

消えかかった理由とは、カンの良い方ならお分かりかと思いますが、たくさんの参拝者が手で擦る(さする)ためです。

手で擦る理由は、なんでも仏足石に触ることで足腰の病が平癒に至り、足の病気をしなくなると云われています。

「仏足石」の詳細については以下の別ページでもご紹介しています。

えぇっ?!京都・清水寺には「仏足石」という仏様の足跡が本当にあった!?

京都・清水寺「朝倉堂」【重要文化財】【洛陽三十三所観音霊場第13番札所】

やっぱり実在していたのか!!京都・清水寺の裏話と「とんでもない七不思議」


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清水寺境内の弁慶&景清に由来するモノの場所(地図)

弁慶の爪痕や錫杖、ゲタを観るためには拝観受付にて拝観券を購入する必要がなります。

実は明治時代に奉納されたモノ

これを言うと過去へのロマンをブチ壊してしまうことになるのだが、清水寺の史上では1885年(明治18年)に滝行者らが「鉄製の大錫杖」と「高下駄」を寄進したことが記されている。

これを表面的に受け止めると弁慶のものではなくなり、しかも明治時代に奉納されたということから、まったく筋違いの話になる。

ただ、ひょっとしたら元来、同様の物が存在し、それが経年劣化により腐朽してきたので、鉄製のものに取り替えるつもりで奉納したのかもしれない。

‥‥まぁ、真実は闇の中ということか。うきゃ

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