京都・清水寺のお札の種類
御本尊・千手観音の御札(紙)
- ご利益:家内安全
- 価格:500円
「千手観音供守護」と墨書きされた木札。
「観音供(かんのんぐ)」とは、観音を供養すること。なお、ここでの供養とは心から観音を敬うべく、燈明や供物を供するの意。
観音供とは、往古、宮中の仁寿殿(じじゅうでん/後の清涼殿)にて毎月18日に実施されていたらしい。
千手観音の木御札
お札上に描かれる模様は梵字(ぼんじ)と呼ばれる、主に密教で用いられる仏尊やその尊格を示す文字となる。清水寺の場合は本尊が千手観音ということで「キリーク」と呼ばれる梵字(種字)になる。
- ご利益:家内安全
- 価格:1500円
不動明王の木札
音羽の滝前に建つ滝の堂という授与所では、音羽の滝上に奉祀される不動明王にちなんだお札を授与してい‥‥申す。りゃ
「不動明王供守護」と墨書きされ、最上部に不動明王を示す梵字となる「カーン」を描く。
- ご利益:厄災消除
- 価格:1500円
⬆️屁の音を誤魔化すために咳込みを連発した瞬間ほど噂の‥‥「滝の堂(写真右)」
随求大菩薩守護
境内入口、三重塔後方に佇む「随求堂(ずいぐいどう)」にて頒布している木札となる。
「随求大菩薩守護」と墨書きされ、最上部には随求菩薩を示す梵字の「ハラ」が記される。
⬆️高速バスで寝静まった深夜、自宅と間違えて音屁をコぃちまぃ、居場所が無くなりかけた時ほど噂の‥「随求堂」
- ご利益:求願成就、除災招福など
- 価格:1500円
京都・清水寺の期間限定頒布のお札
修二会と節分会(星祭)お札
2月1日から3日の間、清水寺では修二会(しゅにえ)と呼ばれる法会が毎日16時より厳修される。
この法会では観音に帰依することで見知らぬうちに犯した旧年の様々な罪業を懺悔する。
特に2月3日は節分会(せつぶんえ)でもあることから、往古より伝承される災難除けと招福の護摩(ごま)加持祈祷(かじきとう)を星祭の秘法に則って成就院内の護摩堂にて厳修される。
その折、参拝客に授与されるのが星祭供守護のお札(紙)となる。
なお、このお札は郵送でも受けることができる。
星祭札の申し込み方法
1月25日までに清水寺寺務所(075-551-1234)へまずは電話する。
その後、自宅へ名前などを記入する用紙が届く。
用紙を送り返した後、お札が郵送で送られてくる。(清水寺公式サイトを閲覧するとどうやら星祭のお札は郵送対応のみの授与らしい)
壇料:御守護札1000円、着帯御守護札1500円
千日詣りのお札
毎年お盆になると、清水寺では「千日詣り」と呼ばれる行事が執行される。
「千日詣り」とは、その日にお詣りすると1000日間お詣りしたのと同じだけのご利益が得られるという千手観音の縁日となる。
清水寺の千日詣りは毎年、お盆を挟んだ「3日間」に厳修され、期間中にのみ下掲写真のような千日詣り期間限定頒布のお札が頒布される。
お札に記される文字
「キリーク(梵字)」「福徳円満 音羽山」「奉修 千日詣供守護」「諸災消除 清水寺」
- ご利益:福徳円満、諸災消除
- 価格:志納(要確認)
志納とは俗にいう、「お心ざし」のこと。お気持ちなので任意の金額を奉納する。(授与所で支払う)
例えば、1000日参りだけに縁担ぎのつもりで、ピン札(新札)の千円札で納めるのも良ぃのかも。
千日詣りのお札の貼り方・置き方
玄関近くに貼っておくorお飾りしておくのが良いらしい。
玄関は一日に何度も扉を開閉することから、知らぬうちに邪気が侵入しやすい、そこで玄関にお札があることで邪気をしりぞけ、福を呼び寄せるといった解釈なのか。
それゆえ、そのご利益も「一年間、何事もなく無事に過ごすことができる」とされる大変ありがたいお守りである。
いただける場所
千日詣り期間は例年、夏の夜間特別拝観の期間とも重なることから、本堂授与所にて21時頃まで頒布している模様。(詳しくは当年の夜間拝観を要チェック💘)
授与所の開所・閉所時間(営業時間)
- 昼:朝8時から18時まで
注意点としては清水寺の開所or閉所時間と、授与所の開所or閉所時間は異なるということ。
清水寺は早朝6時から開所するも、授与所は午前8時頃にならないと寺務員の方が着席されないので要注意💘
御札の飾り方や置き方
元来、神社の御札は「宮形(みやかた/神棚)」へ、お寺の御札は、「仏壇」へ‥‥などと云われる。
ただ、お寺は宗派によって本尊が異なり、お祀りの仕方なども異なることがあるので、本来は当該お寺へ聞くのが好ましい。
お寺の御札と神社の御札の大きな違い
神社のお札はお飾りする方角の概念があるが、お寺の御札はあまり方角は関係がないと云われる。
ただし、トイレや廊下はNG。以下のような場所にお飾りするのが通例とされる。
- 自分の目線より高い場所(祭場を作る)
- 清潔な場所
- 人の往来が少ない静かな場所
- 人が寄り集まって団欒を過ごす場所(リビングルーム)
お供え物
無地のコップを用意してお水を供え、毎日お水を入れ替える。
その他の基本的なことは神社の御札とほとんど違いがないといえる。
画鋲穴を開けないことや、セロハンテープで貼り付けないように注意が必要。
倒れないように固定するようにします。
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