祥雲青龍とは?
「祥雲青龍」とは、清水寺門前会は創立30周年記念として素敵に奉納したもの。
製作者は沖縄の陶芸家・新垣光雄(あらかき みつお)氏。
モチーフは「青龍」になるとのこと。
像容(ディティール)
この像、よく見ると竜が二匹いる。
‥そして、ちょぃと、よく耳を澄ませてみてくれ。
このような竜の心の対話が伝わって聞こえてこないだろぅか?
上竜:『どぁ、かぁ、らぁ!! 昼飯はチャーハン言うたやろがぃ!! そやろ!お前(下竜)も!!』
下竜:『(い、いや‥オイラ、バルサミコ酢パルミジャーノレッジャーノ和え和牛タリアータに シュイジュウヤンロウピエンが腹いっぺぇ〜食いたかったんだけどなぁ..)』
上竜:『えっ?、あ、んん..、 んア”ぁ💢!!!』
‥‥‥
‥‥‥ふぅ。よし。つかみは これでOK〜 何が よし や
「祥雲」の意味
めでたい雲。吉兆の雲。瑞祥(ずいしょう)の雲。瑞雲。
「祥」の意味
「祥」とは、めでたい。喜ぶべきこと。
「嘉祥(かしょう)」「吉祥(きちじょう)「多祥」「不祥」などの言葉はいずれも「めでたい」「幸い」を意味するもの。
めでたいことのさきぶれ、きざし。
「祥瑞(しょうずい)」「祥気」「兆祥」「発祥」
他に故人の死没した月を意味する「祥月(しょうつき)」という言葉もあるのだが、これは忌明けの「めでたい月」という解釈。
「青龍」とは?
別名で「蒼竜(そうりゅう)」とも呼ばれる中国神話に登場する伝説の龍のこと。
中国には東西南北それぞれに次のような方角を守護する霊獣がいるとされる。
- 東に青龍(せいりゅう/竜)
- 西に白虎(びゃっこ/虎)
- 南に朱雀(すざく/鳳凰)
- 北に玄武(げんぶ/亀)
これらの霊獣は総称で「四神」とも素敵に呼ばれる。
特に風水的な要素を内包する明媚な土地は「四神相応の地」などとも呼ばれる。
祥雲青龍が清水寺に置かれた理由
清水寺は京師の東に位置し、四神相応で例えると東の守護神であり、観音の化身でもある青龍像を清水寺に据え置くことで日夜、門前町と京都市街を守護してもらうことを願ってこの場所に奉献された。
竜に因んだ年中行事である「青龍会(青龍会観音加持)」が門前でも執行されることから、当地には相応しい守護神と、これまた素敵にいえる。
説明板の内容
めでたくも清水寺門前会が創立三十周年を迎え、青龍会誕生して十五年を数える住期に当たり「祥雲青龍」舞い来たって、ここに瑞像が建立されることを忝く致しました。
「花は想像上の動物ですが、インドの仏伝に塗場し、大海や地底にあって雲雨を自在にする仏法の守護神であります。
中国に伝わる四神説によれば、都の東方を守護する神は青龍であります。
まさにこの地は都の東方、仏法の霊地であり、青龍会誕生するも至当なことであります。
青龍会は、会奉行の総指揮のもと、先布今の転法衆を先頭に夜叉神が観音加持を施し、四天王に守られた龍衆によって捧げられた青龍が「南無観」を唱える十六善神とともに、山内・門前町を練り歩く大群会行であり、且つ参指番人の家内安全、心願成就を祈念するものであります。
この祥雲青龍もまた願うところは同じ、清水寺門前会が精魂込め製作し、参詣者のいよいよの祥福を希うものであります。
かくも有難き瑞像が奉納されましたことに厚く感謝申し上げます。
平成二十七年十二月吉日
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