轟門内部の仏像「四天王像(広目天・持国天)」と「狛犬像」の年代と作者を‥‥知らなぃとダメ?

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京都清水寺は轟門より以北は有料エリアとなっていて、拝観券をチェックする係員が、それこそまさに仁王像のように突っ立っておられて、参拝客から呈示される拝観券に目を光らせている。

この轟門の前は拝観券売り場ということもあって、早朝にでも来ないかぎりは人混みでごった返していて、門の手間で立ち止まって、じっくりクリリン気円斬なほどジックリと門を見学するのは困難なのだが、できれば轟門の左右両端の金網が張られた間口に注目してもらぃたぃ。

この金網の中には表側に四天王像、その裏側に狛犬像が安置されていて、いずれも12世紀(鎌倉あたり)の特徴を濃く残す由緒ある仏像になる。

ただし四天王像の方は現在、広目天と持国天の2体のみが安置され、もう2体の代打としてその裏側に狛犬が安置されてい‥‥‥申す。ギャゲィェっ

広目天立像

像高:170㎝
造立方法:寄木造り
材料:ヒノキ
作者:不明(推定:院派仏師)

広目天像

※金網が手前に張り巡らされていて見づらい※




持国天立像

写真は清水寺の有料パンフレットより引用

像高:192㎝
造立方法:寄木造り
材料:ヒノキ
作者:不明(推定:院派仏師)

持国天像

※金網が手前に張り巡らされていて見づらい※

門の正面左右には像高約1.92mの持国天立像と、像高約1.7mの広目天立像、裏面には狛犬像が安置されている。

現在は素地をあらわにしているが、造立当初は色鮮やかな彩色が施されていたと考えられてい‥‥‥申す。ガギャっ

持国天立像&広目天立像の作者は(彫師)は、作風の特徴から平安期に活躍した院助(いんじょ)を祖とする「院派仏師(いんぱぶっし)」と考えられており、いずれもヒノキ材の寄木造を用いて造立されてい‥‥‥申す。グギャっ

轟門の狛犬像

前述、広目と持国が安置されるちょうど背面の間口には、狛犬像がそれぞれ1躯の合計2躯が安置されている。

轟門の狛犬像は表側の広目と持国とは打って変わり、全身に彩色が残っていているが、‥‥裏側は金網が全面に張り巡らされた上、斜光が少なく昼間でも暗くて見づらぃ。

ちなみに伽藍の中門に位置付けられるこの轟門の狛犬は通例どおりの阿形と吽形のペアになっているのだが、面白いことにその手前の南大門となる仁王門の狛犬像は左右共に口を開けた阿形姿で造立されている。

この仁王門の狛犬像は古来、「清水寺の七不思議の1つ」として至るまで語り継がれている。

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