祇園とは?(”祇園”の由来)
祇園とは「ジオン」と読・・あイヤイヤ間違い!・・「ぎおん」!!と読み、清水寺から徒歩約20分ほどの場所に位置する古都・京都を偲ばせる情緒あふれる通りのことです。
まさに着物美人やジャパニぃ~ズ芸者ガール♥、舞妓SAN♥をイメージしてしまう通りです。
現在の祇園の土地は、元来、八坂神社の社領であり、祇園は八坂神社や建仁寺の門前町として栄えた街です。
八坂神社は明治時代以前の神仏習合の時代は「祇園社(ぎんおんしゃ)」と呼ばれていたことから、その門前町も略して「祇園」と呼ばれていました。
つまり、これがジオンの由・・
・・。
祇園!!!!の由来となり現在に至ります。ジ~ク・ジオン!
ちなみに京都一の祭りである「祇園祭」はこの八坂神社の例祭であり、やはり八坂神社の古の呼称である「祇園社」に由来するものです。ガンダムいっちゃうヨ~
「祇園の具体的な場所」と「祇園の範囲」
実のところ祇園の範囲は定まっていないようですが、おおむね以下のような範囲になります。
東=東山の麓
西=鴨川沿い
北=白川沿い(新橋通り)
南=八坂通
祇園の範囲(地図)
冒頭で少し述べたように、「祇園」という地名は明治時代以前の八坂神社の呼び名であった「祇園社」に通じるものであり、現在の祇園の範囲や場所は、おおむねかつての祇園社(八坂神社)の神領を指します。
(1202年/鎌倉時代以降は建仁寺が創建されたため縮小した)
かつての祇園社(八坂神社)の神領は、北端が現在の京阪三条駅のあたりまで、南端が建仁寺境内近くの八坂通りまで、西端が鴨川を少し越えた四条河原町までありました。
その面積もなんとぉぅ!東西南北にわたって約1㎞におよぶ広さを誇ったと云われます。
祇園の見どころと通り
祇園は芸妓遊びができるお店が軒を連ねる花街(かがい)としては、日本一の規模を誇ります。
祇園には以下のような魅力的な通りが存在し、祇園の見どころとなります。
尚、上述した舞妓さんは、以下の通りを主に歩いています。
よって舞妓さんとお近づきになりたい場合は、以下でご紹介する通りを歩きまくりましょう!舞妓さんとLINE交換
各通りごとに景観が少し異なります。
花見小路通り
※現在は一部、写真撮影が禁止されている通りがあるので要注意💘
広い石畳の通りです。茶屋&料亭が軒を連ねます。
舞妓すゎ~ん♥がよく歩いている通りです。
現在の四条通りから南側の花見小路通り一帯は江戸時代は、ぬぅあんと!建仁寺の境内でした。建仁寺は、明治初頭に施行された廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって明治政府から土地を没収されて寺領を減らされています。
その後、建仁寺の境内であった土地を、現在のお茶屋を運営する祇園の組合が買い上げて、現在ような花街(かがい/はなまち)が軒を連ねた様相になっています。
- ※花街=芸妓(げいこ)遊びができる店などが集合した区域
花見小路通りの場所(地図)
廃仏毀釈とは?
廃仏毀釈とは、早い話が『仏像や釈迦の教え(仏教)を棄てましょう。仏様と神様を一緒に祀る(まつる)のは禁止です。神社は神社らしい名前に戻しなさい。神様は神様らしい名前に戻しなさい。』という意味です。
ご存知の方も多いように明治時代以前は、お寺の仏様と神社の神様が一緒の境内にお祀りされていました。神様に仏様の名前が付けられていたり、神社の境内に五重塔などの仏塔があるといった有り様です。(島根県出雲大社の三重塔などが代表例です)
たとえば江戸幕府は、お寺の方が神社よりも格が上だと認めてお寺に神社の管理をさせていましたが、明治政府は逆に在りし日の王政復古(天皇主権)を掲げて創設されたため、「天皇=祖先が神様(天照大御神)=神様崇拝」という図式を尊重しています。
これに基づき、仏像を破壊して釈尊の教え(仏教)を棄てて、神仏習合をなくそうという動きが生じた。これが廃仏毀釈です。
白川南通り
浅い小川である白川沿いの通りです。
国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けています。
白川南通りで見る夜景は斜め45度から見る君の笑顔のように綺麗です。
白川南通りの場所(地図)
新橋通り
祇園花街の起源とも云われる場所です。クラブやBAR、スナック店があります。
居酒屋も多い。
昔ながらの通りに現在風のストリートが混在したような通りです。
新橋通りの場所(地図)
西花見小路
建仁寺近くの通りです。茶屋や京料亭が並びます。
西花見小路の場所(地図)
宮川町通り
鴨川通り沿いから1つ内側に入った通りです。
この宮川通りは五条通りから四条通りまでを連絡する鴨川沿いの通りになります。
「京都六花街」の一角とも云われるほどの通りです。
京都の六花街
- 上七軒
- 祇園甲部
- 祇園東
- 嶋原
- 先斗町
- 宮川町
2014年3月には京都市から「京都をつなぐ無形文化遺産」の指定を受けています。
宮川通りの場所(地図)
ところで・・舞妓さんとは? 舞妓には種類がある??
京都に来れば舞妓さん~♪舞妓さん~♪と浮足立ってしまい、ルンルン気分にホダされてクソみたいなスキップでもしたくなります。
しかし、舞妓さんとは具体的にどう言うのが舞妓さんというのでしょうか?
以下では少し舞妓さんのことをご紹介したいと思います。
舞妓さんとは?
舞妓さんとは、小学6年生あたりから芸や茶道・・そしてウフぅん♥・・なことを仕込まれた宴席を盛り上げるための女芸者のことです。
舞妓さんの大きな特徴
- 長髪を結い上げている
- 結い上げた髪にアゴまで垂らした煌びやかな”かんざし”を刺している
- 首筋から顔全体にかけて”おしろい(白粉)”で白い肌をつくり、唇には紅を塗っている
- 季節の花などがあしらわれた華やかな着物
- 後ろ帯がダラりと垂れ下がっている(ダラり帯)
舞妓さんに縁のない一般人からすれば、TV番組や時代劇の影響からか、舞妓さんの髪型はカツラだろうと思ってしまいますが、実はこれ、カツラではなく地毛なんです。
地毛をリーゼントのように綺麗に結い上げるので、1度セットをすると1週間はそのままなんだそうです。つまり、髪の毛を洗えるのも1週間にたった1回ということになります。
寝るときも髪型がクズれないように箱型マクラで、グぅグが〜!ガぁ〜!ギリギリギリ(歯ぎしり)…などと爆睡を行います。
その他、化粧と着付けで小1時間はかかるそうです。
実は舞妓さんには上のクラスが存在し、その上のクラスとなるのが「芸妓(げいぎ)」と呼ばれるベテラン芸人になります。
つまり、舞妓さんとは芸妓になる前の修行中のまだ幼い年令(おおむね20歳まで)の女芸者を指し、芸妓とは、ほどよく熟した女芸者のことを指します。
現在の京都では、おおむね以下の地域で舞妓さんを見かけることができます。
- 上七軒
- 先斗町
- 宮川町
- 祇園甲部
- 祇園東
これら地域は「京都・五花街」と呼ばれる地域です。
京都へ訪れた際は是非!舞妓さんを見つけてみてください。舞妓さんLOVE♥
舞妓さんは街を歩いてどこへ行く?
上記の五花街へ行くと舞妓さんが歩いている姿をみることができますが、いったいどこへ行くのでしょう?
実は「置屋(おきや)」と呼ばれる自分たちが暮らしている建物から「お茶屋」と呼ばれる「お座敷」へ往復する途中の場合がほとんどです。
つまり、お客はお茶屋(お座敷)に行って置屋にいる舞妓さんを派遣してもらうスタイルになります。また、お茶屋に厨房はありませんので、料理は付近の料亭で注文して持ってきてもらうことになります。
なお、お茶屋は紹介がないと入れない場所ですので、基本、一見さん(通りがかりの初めての方)は入店不可です。
ちなみに「お座敷遊び」のことを「お茶屋遊び」とも言いますが、この理由はご察しのとおり、”お茶屋”の名前から由来がきています。
祇園が分業制になっている理由
お茶屋ができた当初は、お茶屋の中に舞妓さんが住む部屋や厨房があったそうです。しかし、現在ではお茶屋がすべて手配せず、あえて分業制にしているのが祇園のスタイルです。
分業制になった理由を一言で言えば、お茶屋や舞妓・芸妓が増えすぎて競争が生まれたからです。
これについては、1669年(寛文9年)に鴨川に「寛文新堤(かんぶんしんてい)」なる堤防が築かれたのを機とし、急激に祇園の都市開発が進んで、次々とお茶屋や置屋が増えていきます。
そして気づけば、お茶屋が700余軒、舞妓や芸妓が3000人〜4000人規模になるなどの大賑わいとなりますが、人や店が増えれば増えるほど競争というものが発生します。
そこで、他店との差別化を行うために料理がうまい茶屋は料亭専門として、芸が得意な茶屋はお茶屋としてお互いの強みを持ち寄って協力し合うようなスタイルが浸透していったのです。
それで舞妓さんを呼んだら、いったいどのくらいの料金がかかるの?
まず、お茶屋の料金、舞妓さんへ渡す料金、料理代(酒代もふくむ)が基本的に必要になります。この他、舞妓さんたちにご祝儀(踊り代)として1万円〜2万円ほど別で渡します。
これらを概算すると以下のようになります。
- 舞妓さん1人あたり:約3万円
- 料理代:約1万円(自らが頼んだ量による)
- 舞妓さん1人あたりの踊り代(舞):約1万円※ご祝儀
概算:5万円 ドひゃ〜
お金が有り余って仕方ない人、もしくは接待でもなければ一般人には無縁な場所でしょう。シクシク
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