本堂の蔀戸には蝉(せみ)の呪いが施される?
本堂の外陣には細かい格子状の蔀戸(しとみど)が張り巡らされています。
この蔀戸には、落とし錠が付けられており、なんと!「蝉(せみ)」の形状をした金具が取り付けられています。
ご存知の通り、蝉は人が近づくとションベンを撒き散らし鳴きながら逃げ去っていきます。
蝉が錠に付けられている理由とは❓
実は、蝉が錠に付けられている理由は明らかにされておらず、これも清水寺の七不思議の一つとされていますが、次のような説が唱えられてい‥申す。ぴょ
🪰ドロボウ除け(盗難除け)
泥棒が侵入しても蝉が鳴くことで人がいることを知らせるので、「不審者の侵入を妨害する意味合いがある」とも。
🪰蝉は再生の象徴
このような蝉を装飾に用いる例は中国が発祥とされ、中国では再生の象徴として主に青銅器などの装飾として用いられていた。
というのも、古代中国には神仙思想というものがあり、人間がこの世を去るみぎり、羽が生えて天上界へ昇って仙人になるという。
このような神仙思想は、「羽化登仙(うかとうせん)」とも称する。
蝉が再生の象徴であるとされる理由は、蝉は長い年月を地中で過ごし、それから地上へ這い出て今度は自由に大空を飛び回ります。
昔の人々は地中から天へと舞い上がっていく蝉の様相は神秘的に見えたのかも知れません。
近づかないと見えないほどの些細な蝉の錺金具も、取り付けられた理由を考察していくと、そこに秘められた信仰や文化の随を垣間見ることもできる。
🪰火除とも
セミは逃げる時にションベンを引っ掛けることから、一説に火消しor火除祈願の一種という見解も素敵に‥あ、あっちゃぅ。
殊に、京都 仁和寺境内の御影堂の蔀戸にも蝉の落とし錠があり、寺伝によると火消しor火除祈願と伝承されているとか。
平和・やすらぎの象徴
セミは生まれてから死ぬまで殺生をしないので、平和・やすらぎの象徴とされていたという説も‥ある。
金具など蝉の装飾が用いられている主な社寺
- 知恩院
- 大覚寺(宸殿)
- 仁和寺(御影堂)
- 日光東照宮(お仮殿)


