地主神社には「縁結び」に関してのご利益があるとされており、その要素の１つであるのが「縁結びに因んだ祈願の種類の豊富さ」です。

そんな数ある縁結びの祈願の種類の１つに「契り糸（ちぎりいと）」と呼称されるものがあります。

「契り糸」とは、紅色と白色の正方形をした3cmほどの紙に、それぞれ紅色と白色の糸が付いています。

ご利益は、その糸に求めるのではなく、紙の方に思いを祈願することによって、ご利益を授かることができます。

ところで・・「契り糸」は男性でもできる？？

京都・地主神社の境内は女性が目立ち、一見、女性に理解のあるご利益が多いように見受けられますが、そんなことはありません。

男性の方でも「えんむすび祈願＝契り糸」ができます。

「契り糸」の祈願のやり方

まず、地主神社の「契り糸」には紅色と白色があり、女性は紅色の糸に、男性は白色の糸につけられた紙に自らの名前を書きます。

次に、両方を合わせて「良縁大黒像」や、その周囲の枠に結び付けることによって、これが縁結びの祈願となり、そのご利益を享受することができます。

特に良縁を望む女性は、紅色に自分の名前、白色の糸に願い事を書くと良いそうです。

なお、「良縁大黒」へ参拝して契り糸を結ぶ際は、その前に本殿前で「人形祓い」を行い、悪縁を切った後に行う方が良いと言われています。

「人形祓い」とは、本殿前に置かれた紙人形に自分の名前や願い事を書き、息を吹きかけて水に浮かべるものです。

人形は水に溶けてなくなり、水が白く濁りますが、これは人形を自分の形代とすることで、悪運や悪縁、病気などの悩み事を取り払うことができます。

• 契り糸（紅色＆白色のセット）の値段：200円
• 人形祓いの値段：1回200円

※人形祓いに関しては、以下↓の当サイトの別記事にてご紹介しております。

京都・地主神社のその他の「意外なご利益」

京都・地主神社（じしゅじんじゃ）は、「縁結び」のご利益が先行して有名になっており、その他のご利益はあまり知られていません。

そこで、縁結び以外の意外なご利益を列挙してみました。

子授け・安産のご利益

大国主命の何世代か前の父母神である「素戔嗚尊（スサノオノミコト）と「奇稲田姫命（クシナダヒメ）」さらに奇稲田姫命の父母神である「足摩乳命（あしなずちのみこと）」と「手摩乳命（てなずちのみこと）」と親子３代の神々を祀っていることから「子授け・安産の霊場」としても崇敬を寄せています。

芸能・長寿・交通安全・金運招福のご利益

他にも、以下のような神様をお祀りしています。

• 芸能と長寿のご利益を持つ「大田大神」
• 旅行安全や交通安全のご利益を持つ「乙羽竜神」
• 知恵と才能のご利益を持つ「思兼大神」
• 末社には商売繁盛にの利益を持つ「栗光稲荷社」

 

【補足】地主神社の周りはかつて「湖」だった？！

地主神社は京都市東山区にあり、国宝の舞台で知られる清水寺に隣接しています。

明治元年に神仏分離令が出されるまでは清水寺の鎮守社でした。

地主神社の社伝によると、創建は日本の建国以前、つまり「神話の時代」であると伝来しています。

その神話の時代の創建を証明するように、近年、境内にある「恋占いの石」が、アメリカの著名な学者により「縄文時代のものである」と判定されています。

そしてこれは、あまり知られていませんが、実は京都市（京都盆地）は、なんと！かつて「湖の底」であったと云われています。

京都市内が湖の底であった時代、地主神社の周辺は古来から「蓬莱山（ほうらいさん）」と呼ばれ、「不老長寿の聖地」として尊崇されていたと伝えられています。

終わりに・・

地主神社の主祭神は出雲大社と同じく「大国主命（大国主大神）」です。

大国主命は大黒様とも呼ばれ「縁結びの神様♥」として知られています。

この縁は男女の恋愛成就だけではなく、仕事や友人関係など人々を取り巻く、あらゆる繋がりの縁とされ、広く人々と幸せの縁を結ぶ神様として崇められています。

これから、恋の成就の願う方はぜひ、地主神社へ参拝に訪れて、その先の未来には子授けや安産祈願と言ったことで訪れることもできます。

まさに、あなたの一生涯を通して、地主神社の熱ぅ～いご利益を授かってください。..アチっ

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